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北尾クリニック

泌尿器疾患

泌尿器疾患は、内科で扱う病気と泌尿器科で扱う病気に分けることができます。実際には、内科を受診するか泌尿器科を受診するかを迷うことが多いと思いますが、そんなときは、まず内科で診察し、内科の病気でないことがわかってから泌尿器科へ紹介いたします。

腎臓病の症状
血尿、混濁尿、たんぱく尿、尿量の変化、かゆみ、痛み、むくみ、高血圧などが出ます。

膀胱炎
頻尿と排尿時痛を呈し、血尿が出ます。軽度のときには血尿がありません。治療には抗生物質を1～2週間投与します。再発予防として水分を多量に摂取し、外陰部を清潔に保ちます。

淋病
男性では尿道から大量の黄色いうみが出ます。排尿時に焼けるような痛みがあります。女性ではあきらかな症状は出ませんが、炎症が両側卵管におよぶと不妊症の原因になります。当院では、ほとんどのかたが1回の点滴で治癒しています。

クラミジア尿道炎
男性では尿道がかゆくなり、下着にしみが付きますが、排尿時痛はほとんどありません。女性では症状はなく、おりものが少しふえる程度です。内服で治療します。

尿失禁
前立腺肥大症や前立腺がんがあれば、まずその治療をします。過活動膀胱OABは最近提唱された症候群で、頻尿や尿失禁を訴えます。抗コリン薬が効果があります。

前立腺肥大症
前立腺が年齢とともに肥大し、尿道を締めつけるために排尿困難となる病気です。良性の腫瘍であり、いくら大きくても排尿がスムーズであれば治療する必要がありません。前立腺がんとの鑑別のために前立腺特異抗原（PSA）を測定します。軽度の前立腺肥大症の場合には薬物療法がよく効きます。

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